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【悲報】AKBグループでも枕営業!?卒業生Kが「週刊実話」でアイドル業界の実態をリークwww

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 表向きは華やかな“アイドル”という職業だが、その裏では“やりがい搾取”にも似た過酷な労働がまかり通っているのは昨今盛んに報道されている通り。そして、そんな報道を裏付けるかのように新たに裏実情を告白する元アイドルが現れた。

 2014年にSKE48を卒業し、現在ではグラビアを中心として活動している金子栞が「週刊実話」(日本ジャーナル出版)2015年7月23日号掲載の杉村太蔵との対談でSKE48時代を振り返っているのだが、その発言があまりにもネガティブで話題を呼んでいる。

「(「栞さんは、SKEのころから“地味系”だったんですか」という質問に対し)そうですね。そのころからずっと引っ込み思案です。どうしてかっていうと、ダンスや歌が嫌いだったから(笑)。センスがなくて、踊りは下手で、歌も音痴…。特にSKEは髪をかき乱すような激しいダンスが特徴的だったから…。あ、それと集団でいるのも苦手で、名古屋にもあまりなじめなかったんです(笑)」
「まずご飯が合わなかったかな…。それと、みんな気が強そうで、おっとりタイプの私は気が引けてしまうというか…。地元の埼玉が一番いい。私は地味なんですよね。なのにSKEは踊りも激しく、私はジャンプしても高く飛べないし、動作もワンテンポ遅くて、よく怒られました」
「SKEに入ったことは後悔していないけど、楽しかったかと聞かれると…うーん、まあ、いい経験にはなりました(笑)」
「(「もう一度、SKEに入れといわれたら?」という質問に対し)もう入りたくないです(笑)」

 金子本人も言及している通り、SKE48といえば沖縄アクターズスクール出身の振付師・牧野アンナによる厳しいレッスンと、その結果鍛えられた激しいダンスが特徴のグループ。SKE48のドキュメンタリー映画に収録された、苛酷なレッスンに松井玲奈が腰を故障する一部始終はファンの間で語り草になっている。グループ卒業後も芸能界に身を置く人間でありながらも思わず「(SKE48には)もう入りたくないです」と言ってしまうとは……。グループアイドルの一員として活動するのはそれほど過酷なものなのだろうか?

 金子栞といえば、世間的な知名度は低いものの、SKE48のシングル「オキドキ」「片想いFinally」「アイシテラブル!」の3作で選抜入りし、“SKEのエース候補”とも呼ばれた人物。13年の選抜総選挙では63位にランクインしている。

 そんな恵まれたキャリアを歩んだ人物すら、卒業後このような赤裸々な本音を暴露したことに驚きが隠せないが、昨今のアイドル界の状況を振り返ってみると、その惨状はこんなものではなかった。

 まず、金子栞も所属していたAKB48グループについて。「週刊文春」(文藝春秋)2010年5月6日・13日合併号では、メンバーの父親(名前は伏せられている)からの手記が掲載された〈AKB48は現代の「女工哀史」〉という記事が組まれ、当時大きな話題となった。

 そこには、朝は始発で出かけて夜は終電で帰ってくる過酷な労働環境、そして、それだけのハードワークなのにも関わらず理不尽な薄給しかもらえない悲惨な状況が告白されていた。

〈いまだに娘の給料は約十万円です。現在の所属事務所との契約にはCDの印税から何%、写真やグッズなどの売上から何%、と歩合収入が明記してあったのですが、加算されていないのです。
 イベントのグッズ売上でいくらかの振り込みが一度ありましたが……。親同士で話してみると、ごく一部のメンバーを除いて、選抜組でも月給十万円程度。それなりの額をもらっている人はどうやら三、四人のようです〉(前掲書より)

 記事掲載から5年ほどの月日が経過しているので、現在の状況はこのときに比べれば好転しているのかもしれないが、AKB48グループが栄華を極める過程には、こういった許されざる犠牲があったのである。

 ただこれなどは、たとえ月給10万円でもお金をもらえていただけまだマシなのかもしれない。さらに調べていくと、アイドル業界に蔓延する“貧困”は目を覆うばかりだった。

 とくに悲惨なのが“グラビアアイドル”である。

 出版不況で雑誌が次々と休刊に追いやられ、ただでさえ露出できる紙媒体が少なくなっているのにも関わらず、巷間知られている通りのAKBグループによる水着グラビア進出でグラビアアイドル業界は死屍累々の状態。そこに、雑誌編集部からの“制作費カット”が追い討ちをかける。

〈いまや雑誌のグラビアは、ほとんどがDVDのパブ(宣伝)写真。アイドルには、ギャラが発生しません。DVDも制作費は一本100万円程度で、アイドルは10万円ほどのギャラを事務所と分け合う形になります〉
〈良心的な事務所なら、少ないながらも正当なギャラがもらえる。だがヒドいところだと、事務所とアイドルの取り分の比率が、8対2や、9対1のところもあるという〉(「週刊大衆 臨時増刊」双葉社/12年11月20日号)

 ひどい事務所であれば、ギャラの配分が不公平というだけなく、きちんと支払われないケースもある。グラビアアイドルの杉本有美が未払い分のギャラ支払いを求め、前所属事務所に対して民事訴訟を起こした事件は記憶に新しい。

 いずれにせよ、こんな状況ではとても暮らしていけない。しかも、アイドル活動には仕事で使うものであるのにも関わらず自腹で負担しなければいけない必要経費があるらしい。

〈イベントや、撮影会、それに今はグラビアの撮影でも、自前衣装ということも少なくない。贅沢するつもりがなくても、そういった現場に同じ服は着ていけない。手取りで1万円にもならない仕事だろうと、パブ扱いでノーギャラの仕事だろうと、1回あたり、1~2万円の洋服代はかかる。毎月の給料じゃ全然足りない〉(「宝島」宝島社/13年10月号)

 こうなってくると、アイドル稼業だけではとてもやっていけない。副業に手を染めたとしても誰も責めることはできないだろう。ただ、定時のバイトに入ってしまうと芸能の仕事が優先できなくなる。かといって、顔が知られている仕事なので、キャバクラなど“お水”の仕事も難しい。

 そこで、彼女らの大きな収入源となっているのが、“ギャラ飲み”という、女性がお小遣いをもらって参加する合コンなのだという。

〈相手は、芸能関係者やスポンサー、会社役員など様々。相場として、2~3時間の飲み会で1万円程度もらえます。羽振りの良い人にあたるとプラスしてタクシー代がもらえたりして。女の子のほうも、仕事の繋がりを求めたり、単に日当バイトの場じゃないときもあります〉(「実話ナックルズ」ミリオン出版/12年11月)

 この“ギャラ飲み”は、幹事によるシークレットな人間関係の繋がりのなかでのみ開催されるものなので、同じコンパニオン的な仕事ではあるが、キャバクラのような不特定多数の目に触れることもない。さらに、時間の融通も利くので本業にも差し支えない。加えて、参加する男性も業界関係者が中心で人脈も広がる、と彼女たちにとって都合のよい人気の副業だ。本来は、こんな副業などせずとも、芸能プロダクションがきちんとした対価を払い、本業だけで生活できるよう環境を整えるのが筋なのではあるが……。

 また、彼女たちに襲い掛かる苦難は“貧困”だけではない。アイドルが弱い立場にいることをいいことに“性接待”“枕営業”を強要する悪辣な大人たちの存在が報道され続けているのはご存知の通り。

 近年の代表的なものだけでも、アイドルグループ・仮面女子のメンバーが所属事務所社長による性接待強要を暴露した件、芸能プロダクション・センディングの代表が芸能界デビューをちらつかせた中学生女子にわいせつ行為を強要し逮捕された件、グラビアアイドルの小泉麻耶が元所属事務所幹部から性接待を強要され被害届を提出した件、眞鍋かをりが元所属事務所・アヴィラとの事務所移籍訴訟のなかで枕営業の存在を示唆した件……、並べていけばキリがないほど枚挙に暇がない。

 なぜ、こんなにも“枕営業”が横行してしまうのだろうか? そこには、アイドル志望の女子が増えたことによる過当競争の構図に問題が潜んでいるという。

引用元 SKE時代にはもう戻りたくない…卒業したアイドルの告白から見る、アイドル業界の過酷さ、貧困、性接待強要の実態

 

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